栄養士科の卒業生
調理技術を学べたことは、今でも大きな財産。「食べる喜び」を患者さんたちに届けていきたいですね。
勤務先 |
日本歯科大学医科病院
管理栄養士 |
お名前 |
藤間 直樹さん |
卒業年度 |
栄養士科2001年卒 |
紹介 |
新潟市出身。新潟県立新潟南高等学校卒。 日本歯科大学医科病院に2004年から勤務。 入院患者の栄養管理と、外来患者の食事指導、生活習慣病の改善を目指した生活指導などを担当。 「高齢化社会が進み、福祉の現場などで栄養士のニーズはますます高まるでしょう」 |
「悠久山」では先生が粘り強く指導してくれました。開発に留まらず、幅広い業務に携わっていきたいです。
勤務先 |
株式会社宮野食品工業所 企画開発・品質管理部 課長/栄養士 |
お名前 |
小田 千恵美さん |
卒業年度 |
栄養士科2007年卒 |
紹介 |
村上市出身。新潟県立村上桜ヶ丘高等学校卒。現在、企画開発・品質管理部課長。「地道な作業の繰り返しと積み重ねで結果は変わる」と話す。仕事を通じて多くの人に出会い、人間関係が構築され、仕事が増えていくことがやりがい。「勉強は大変ですが、『悠久山』で学んだ全てが自分の糧になります」と後輩にエールを送る。 |
現在、幼稚園の栄養士として働き、「悠久山」で学んだことが今の仕事にとても役に立っています。
勤務先 |
学校法人 長正学園 認定こども園 中島幼稚園・わくわく保育園/栄養士 |
お名前 |
大澤 理絵さん |
卒業年度 |
栄養士科2017年卒 |
調理専攻科の卒業生
学びの中で「店を持つ」という目標を明確にできました。この店ならではの料理を目指し、日々厨房に立っています。
勤務先 |
オステリア ラ・フェニーチェ(OSTERIA La fenice) オーナーシェフ/調理師 |
お名前 |
小林 直子さん |
卒業年度 |
調理専攻科2005年卒 |
紹介 |
長岡市出身。新潟県立長岡大手高等学校卒。東京の有名イタリア料理店で6年間、イタリアで1年間の修業を経て現在の店をオープン。店名は長岡市のシンボルである「不死鳥」を意味するイタリア語。温かく落ち着きのある店内でランチやディナーが楽しめる人気店。 |
洋菓子作りの基本を学ぶことができた「悠久山」。自分の目指す道がきっと見つかります!
勤務先 |
株式会社美松 ガトウ専科 洋生仕上げ/チーフ/調理師 |
お名前 |
内山 亮さん |
卒業年度 |
調理専攻科2005年卒 |
紹介 |
長岡市出身。新潟県立長岡農業高等学校卒。卒業後から13年間、現在の職場で洋菓子作りに携わっている。「少し仕事ができるようになったからといって図に乗らないよう心掛け、常に初心に返った気持ちで仕事をしています」 |
目指すは全国一の栄養科!!嚥下食の技術を広め、いつまでも口から食べられる食事作りに挑戦します
勤務先 |
社会福祉法人長岡福祉協会 介護老人保健施設 サンプラザ長岡 調理師 |
お名前 |
水澤 慶太さん |
卒業年度 |
調理専攻科2004年卒 |
調理師科の卒業生
基本的なメニューの作り方を在学中に学びました。「悠久山」の先生とのつながりは、卒業後も財産です。
勤務先 |
株式会社朔 代表取締役/調理師 |
お名前 |
山﨑 武雄さん |
卒業年度 |
調理師科2000年卒 |
紹介 |
長岡市出身。新潟県立長岡商業高等学校卒。結婚式場、割烹、居酒屋共同経営を経て長岡市内に「和ダイニング朔(さく)」をオープン。仕事の面白さは「結果を残すこと」と話す。「課題を改善していける仲間と仕事をしていきたいですね」 |
地元長岡にイタリア料理店をオープン化学調味料に頼らず食材そのものの味と香りを大切にする
勤務先 |
オステリア フォンテ 代表取締役 |
お名前 |
布川 太智さん |
卒業年度 |
調理師科1997年卒 |
お客様からかけて頂く一言がとても嬉しい結婚式場でデザートを担当、製菓実習の経験が役立っています!
勤務先 |
ザ・ガーデンプレイス小林樓 調理スタッフ |
お名前 |
畔上 智笑さん |
卒業年度 |
調理師科2016年卒 |
コメント
料理が好きで、学校の栄養士になりたいと思い、資格の取れる「悠久山」に入学しました。調理実習が楽しかったし、今も役に立っています。栄養士も料理ができないと調理師さんにうまく伝えられないですし、料理のできあがりもイメージしやすい。家でメニューの試作もしていますよ。
「悠久山」卒業後は学校給食センターなどに勤務し、管理栄養士試験のために勉強しました。管理栄養士の資格取得後、「悠久山」の先生の紹介で2004年から日本歯科大学医科病院で管理栄養士をしています。実は隣接する歯科専門の日本歯科大学新潟病院の管理栄養士が「悠久山」一期生の大先輩。相談に乗ってもらったりしています。
私の主な仕事は入院患者さん一人一人の栄養管理。高齢の方は食が細くなったり、「飲み込み」が悪かったりして、次第に体重が落ちて痩せてしまい、肺炎になって入院する場合が多いです。口や喉の状態を正しく評価し、それに見合った食事を考えなければいけません。医師、看護師、薬剤師、歯科医師などと連携して仕事をしています。歯科医師による「飲み込み」の評価を元に献立を作り、足りない栄養素は補助食品を使うなどします。食べる時は舌で食べ物をまとめて喉に送り飲み込んでいるので、喉だけでなく舌の動きも大切なんですよ。患者さんが食べられる物や、ペーストやゼリーなど嚥下可能な食形態を探します。私は「悠久山」で「飲み込み」について興味を持ち深く学びましたので、それも今の仕事に役立っていると言えますね。
他に、外来の糖尿病や脂質異常の患者さん向けに食事指導などを行っています。生活習慣や食事内容を聞き取って問題点を洗い出し、改善を提案します。ただ、食事は身についているもので、急に大きく変えるのは難しい。患者さんを型にはめるのは無理です。あくまで患者さん主体で少しずつ改善してもらうよう心がけていますが、自分に置き換えれば一歩踏み出す大変さはよく分かります。最初はできるだけハードルを下げて、「運動」だったらエレベーターでなく階段を使うとか、買い物に行くときにできるだけ歩くとか、日常的にやりやすいことを一緒に探します。「食事」も、男性の一人暮らしだと料理が面倒な場合も多いでしょうから、市販の惣菜の選び方や、簡単にできる野菜料理、冷凍野菜の利用方法などを指導しています。
私の指導で外来患者さんの体調が改善した時はうれしいですし、入院患者さんがゼリー1個を「食べるのが楽しみ」と言っているのを聞くと、「ほんの少しでも食事の喜びにつながっているんだ」とやりがいを感じます。3食365日、献立を考えるのは病院の特徴。他に学校や介護施設など、栄養士は幅広い職場からニーズがある専門性の高い仕事です。